11月9日(土)、富山駅横のマリエにあるオルビスで、学生時代の先生の門下生10人によるコンサートに参加してきました。前回は嵐の中、初めての参加で緊張と混乱のまま終わってしまいましたが、今回は2回目。少しは落ち着いて演奏できたかな…と感じています。
今回挑んだのは、モーツァルトの暗くて長い曲。実は私、即興が好きで、コツコツ練習するのが得意ではありません。そんな私にとって、この曲をコンサートで弾くのはなかなかのチャレンジ。でも、主催の方々や素敵な共演者の方々のおかげで、なんとかやりきりました!
演奏後、録音を聴いてみると、自分では「前よりは良かった」と思っていたものの…先生からは「前回の録音のほうがよかったかも?」とコメントが😅
そういえば、以前、生徒さんの親御さんから「コンサートに出られるのは、人前で弾くのが好きだからなんですか?」と聞かれたことがあり、そのとき私は正直に「嫌いです」と答えたことが(笑)。コンサートに出るのは、私にとって毎回かなりのチャレンジ。舞台に立つたびに緊張しますし、うまくできるかどうか不安になります。好きで出ている、というよりも、挑戦としてあえてステージに立っている感覚なんです。
そんな中、今回、初めてお会いする演奏者の方が
「ささじまさんって、あのささじまようこさん?」
と声をかけてくださいました。
思わず「何かやらかした?」とドキッとしましたが、金沢の音楽祭でご一緒していたことがあるとか。世間は広いようで狭いですね!しかも、その方も前日の追い込み練習で本番に臨んでいたことが分かり、思わぬ親近感が湧きました。
終わってみると、達成感や新しい出会い、思いがけないつながりに出会えるのもコンサートの魅力だと感じます。どんなに練習しても、本番の舞台で生まれる音楽はそのときだけの一期一会。そんな瞬間を少しずつ楽しめるようになってきたのかもしれません。
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