魔の両手
- 笹島 陽子
- 7月30日
- 読了時間: 2分
最初はピアノは右手だけだと、次に左だと楽しくスムーズにテキストが進んでいきます。
ただ、その分両手でピアノを弾くってなると、途端に難しくなりなかなかピアノを弾いて下さらないことがあります。
今、その魔の両手演奏に今年習い始めた生徒さんたちがとまどっておられる状況です。
私自身は、間違っても全然平気なタイプなのですが、最近来られる生徒さんは慎重で人見知りな方が多いので
「なぜだろう?」
って思っていたのですが、私自身が子供の頃そうでした(笑)
ある生徒さんは、両手が弾くのが嫌なのか、待合いスペースにある、ぬいぐるみを全部、レッスン室に運んで来られる。
最初はなぜかな?と思っていましたが、たぶん仲間が欲しいのかなと分析しています。
そこで、家でまずは一回でも弾いてもらおうと、レッスンノートに弾いたらマルやシールを貼ってもらうページがありしてもらっているのですが、魔の両手にはまっている生徒さんはやはり以前に比べて練習日が少なくなっていることが多いので、私がレッスンから数日たったころお家の方に
「○○ちゃん、今日はピアノ弾いてますか?」
とご連絡して聞いてもらうことにしてみています。
それは親御さんが、練習を促したら、
「うるさい!って言われる。」
「逆切れされた」
などのお声を聞いたからです。
私の声を伝えることは間接的なので、ピアノに向かってくれるのではという思いから。
そうしたら以前よりピアノ練習の数が、以前のように戻ってきたようで、ほっとしています。
それは、ピアノはやっぱり右手と左手が違う動きをすることでの、音楽を楽しむことは鍵盤ハーモニカやリコーダーではできない経験だと思っているからです。





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